インディーズ映画の製作費の話は、あまり表に出てきません。今回は、映画「熊もつれ」の製作費について、書ける範囲で正直に書いてみます。これから自主制作で長編に挑む方の参考になれば幸いです。
総製作費は1,000万円
本作の総製作費は約1,000万円(税抜)です。内訳はおおまかに次の通りでした。
・前半撮影(2025年9〜10月)完了までにかかった費用: 約650万円
・後半撮影(同11月)にかかる費用: 約200万円
・ポストプロダクション(編集・整音・カラーグレーディング等)費用: 約150万円
「インディーズにしては大きい」と感じる方もいるかもしれません。実際、開始当初の想定よりかなり膨らみました。最大の理由は、関わってくださるスタッフ・キャストに、できる限り報酬面で負担をかけない体制を整えようとしたことです。
見落とされがちな費用
報酬以外にも、使用音楽の費用、映画祭への出品費など、撮影が終わってからもお金は出ていき続けます。
クラウドファンディングという選択
正直に言えば、資金計画より情熱が先行して撮影が始まってしまったプロジェクトでした。最低限完成させられる資金は確保していたものの、監督個人の出資が大きく、この作品の後も作り手として力尽きずに活動を続けるためには、支援を募る必要がありました。そこで2025年、クラウドファンディングを実施し、104人の方から180万円を超えるご支援をいただきました(この結果についてはNEWSで改めてご報告しています)。